ぶつぶつノート ~ごはんおかわり~

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タグ:京都

申年あけましておめでとうございます。
節分・立春も過ぎ、旧暦の正月(春節)をも迎え、名実ともに(?)申年となりました。
その旧暦新年を迎えた日、その日は偶然にも申の日(初庚申)だったので、思い立って「さる巡り」をしてきました。いい日サルたち

当日は、よく晴れた絶好の「さる日和」。
まずは、最初のさるスポット、難読神社の新日吉神宮(いまひえじんぐう)へ。ごっしーこと後白河院の院御所・法住寺殿の鎮守社だそうで。新日吉神宮サイト

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阿吽の狛猿さんがおられました。檻に入っているのは、御所の猿が辻のさるみたいに「暴れださないように」というヤツでしょうか。京都のさるはよく檻に入ってますな。

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本殿の欄間にはご神猿さまがいらっしゃるらしいのですが、ご丁寧にも目印とその目印を点灯させるスイッチと双眼鏡がありました。なんとやさしい……!
かわいいサルお守りなんかもありました。

第2さるスポットは八坂塔のすぐ近く。
…と、向かう途中に見かけた白さるさん。さすが申年。凛々しいお姿。

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で、第2さる目的地は、八坂の塔のそばの金剛寺、通称八坂庚申堂。日本三庚申のひとつだそうで。
そもそも、庚申ってなんだと。説明めんどくさいのでWikipediaさんに説明お願い→「庚申信仰」。
60日に一度の庚申の日には「庚申講」「庚申祭」が行われるようなのですが、ことにその年初めての庚申日は「初庚申」と呼ばれ多くの参詣があるとか。

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参道にはたくさんのくくり猿が。
そして、途中にはすてきなお店がたくさん。さる巡りなのに、うさぎグッズを買ってしまいました。

庚申さんの屋根には三猿が。見ざる言わざる聞かざる。
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境内のお堂は、願いごとのかかれたくくり猿がたくさん吊るされています。
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庚申さんでは、願いごとをひとつ我慢するのだそうです。

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くくり猿の形をしたこんにゃくを食べる時も、ひとつ願いごとを減らすのだとか。
北を向いて、無言でいただきます。
とにかくさるだらけで、うっきうっきしてしまいました。
八坂庚申堂サイト

さて。こんにゃくだけでは腹の虫がおさまらないので、ランチタイム。
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もちろん、さるです。「さるぅ屋」さん。お店の中にさるグッズが置いてあったりします。
おさるパフェもあるようです。……ハンバーガーを食べましたが。
さるぅ屋ブログ

出町柳から下鴨神社まで腹ごなしに歩いて、お参りしたらすぐおやつです。
食べてばっかり?
いやいや、ちゃんとさるの巨大絵馬とか見てますよ。
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でも、やっぱりおやつ。
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お昼は「さるぅ屋」で、おやつは「さるや」です。「さるや」の「申餅」です。今食べなくていつ食べるんですか(実はけっこう食べてたり・・;)
申餅は140年ほど前に途絶えていたそうなのですが、5年ほど前に復刻されました。葵祭の時に食べられてたそうですよ。あっさりとしたおいしいお餅。さるやは、夏のかき氷もおススメ。
下鴨神社サイト

申餅を堪能した後は、この日のラスざるに会いに大きくサイドチェンジして右京区山ノ内へ。
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まるでさるの顔のようなこんもりした森…。

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はためく「初庚申」のノボリ…。

そこは、普段はひっそりとしている、猿田彦神社さん。これがラスざる
以前に行った時は特になにもなかったのですが、初庚申日なので何かあるんじゃないかな、と行ってみました。
いましたよ、白さるさん…の写真パネル。
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背後にまわると後ろ姿のお写真があって、なんとも芸が細かい。いや~、実物を見てみたかった。
お正月にはちゃんといらっしゃったそうな。
この「山ノ内庚申」こと猿田彦神社さんでは、初庚申の次の日曜日(2016年は2月14日)に「初庚申祭」が行われるそうです。
そして、今年はさる年ですので、なんと「猿行列」が出るとか。当然といえば当然ですが、12年に1度!
この白さるさんのほかに、生きたサルも行列に加わるとか。行きたいし、見たい!!
……とはいえ、当日はどうしてもはずせない用事があるので、泣く泣く知人に詳細なレポートを頼みました。12年後はぜひ見に行きたいものです。

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12年後、よろしくお願いします。

さてさて、うさこじぞうの「さる年さるの日さる巡り」は、これにておしまい。
もっといっぱい楽しい写真もエピソードもたくさんあるけど、それは私の心の中だけに。

なお、さるの日にどこに行こうかなぁ〜と作ったマップがこちら。

今回行けなかったさるスポットも入っています。
あなたのさる巡りにお役立てください。ステキな「さる日和」になりますように。


〈なんだか関連のありそうな過去記事〉
 うさぎ年のうさぎの記事
 とら年のとら記事

 

「おおー、満開の桜がきれいだなぁ」
などと、葉桜や冬枯れの季節に言うのは、私の父である。真顔で冗談を言うので、困った人である。
桜の季節にはなかなか京都に来られないからか、目の前にある桜の木を見てそういうことを言うのだけれど、なかなかおもしろいので私はこれを「想像力花見」と名付けている。

そういえば春に向かうこの時季になると、中学か高校の時に授業で読んだ話を思い出す。
ある染色家が桜の花びらではなく、花が咲く前の樹皮を煮詰めて染めたら、えもいわれぬ色になった。桜は、花だけではなく、木全体で桜になろうとしている――
とかそういうふうな話(最近になって偶然にわかったが、志村ふくみさんの「一色一生」に出てくる話)だった。
今にも咲こうとしている桜が、なんだか美しいと思うようになった。

京都の桜は美しい。それは否定しない。美しいと思う。
神社の神苑、寺院の境内、山や川といった風景もさることながら、京都という歴史までもが桜を美しく咲かせているのではないかとさえ思う。
そして、京都の花見の仕方も美しいと思う。京都では、あまりどんちゃん騒ぎを好まない(ように思う)。本当に「花」を「見る」のが「花見」であるらしい。
そういうところは、好きだ。
品種も多く、冬の間ですら何かしらの桜がどこかで咲いている。

そもそも、桜が花咲く頃はまだ冷えるのに、夜に屋外で酒呑んで騒ぐことの何が楽しいのだろう、と思う。だいたい花を見てないようだし。
もちろん京都でも、円山公園の場所取りが制限されたりそれがニュースになったりするほどには「そういったこと」が行われているのだけれど、伝わってくる東京辺りの熱狂ほどにはないように思われる。
静かに、自分の好きな桜を愛でるのが、京都の風流、というものだろうか。

あと、ライトアップもどうなんでしょう。京都でも流行っておりますが。
照らされた夜桜がきれいだと思わなくもないのですが、ほのかな灯りならまだしも投光器の煌々としたライトに照らされた桜と、それに群がり熱狂する姿には、あまり共感できません。
桜にもあまりよい状況ではないでしょう。一部寺院などではライトアップをやめたところがあると聞きます。


さて、こんな私の思いを知ってか知らずか、2015年2月25日、すばらしい曲が発売となりました。
「桜ナイトフィーバー」(KAN)
「桜の木の気持ちになって」歌った「とことんポップな社会派ディスコ」というわけのわからないキャッチコピーが付けられています。
歌詞もすばらしいですが、アレンジもステキです。公式サイトでは、アレンジをじっくり楽しめる音楽的な試みとして「逆段階的視聴」も行われています。
http://www.kimurakan.com/kanban/kanban063.php

そんでまた、カップリングの「表参道」も秀逸です。
「オー・シャンゼリゼ」を日本語でカバー、と言ってますが、それだけじゃない。
ひとたびイントロを聞けば「椅子から転げ落ちる」とかなんとか。いや、マジでそんな感じでした。
歌詞もステキで、シングルのカップリングだなんてもったいない。
というか、言葉で説明するのがもどかしいので、ぜひ聞いていただきたい。

このバカバカしくステキな「桜ナイトフィーバー」を、ぜひあなたのお気に入り桜ソングのリストに加えていただきたい、と思う今日この頃です。

……ステマかよ! 

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