誕生日おめでとう
 そして、妊娠・出産・お子さまのご誕生おめでとう

 唐突にすみません。最近、そんなハナシが多いんです。6月というのは、実の姪、義理の姪、年下の従妹、認めたくないが弟(それぞれ該当者は1名ずつ)が誕生日を迎えます。また、中学からの友人、高校からの友人、大学からの友人、かつての同僚……と覚えているだけで6名ほど誕生日を迎えられます。
 6月生まれ多いなぁと思っておりましたら、大学からの友人が1人出産、もう1人はもうすぐ出産、職場の先輩にも第1子誕生……とベビーブームとなっています。そういえば、実の甥っ子も半年ほど前に生まれ、昨年職場をやめた友人も3月に無事に赤ちゃんを産み、高校時代の友人は妊娠7か月と聞いています。もちろん私が把握していない人もいるでしょうし。続くときは続くんですねぇ。少子高齢化ってどこの話かしら、というくらい。何でだろうと思ったけど、まぁそんなお年頃ってことでしょうか。でも、みんな年齢も、結婚した時期も、結婚から妊娠までの期間も、1人めだったり2人めだったり3人めだったり、それぞれバラバラなんですよね。不思議だなぁ。とにかく、みなさんおめでとうございます。

 ところで、以前の私は「結婚しなくていいから子どもはほしい」なんてアホなことをほざいていました。確かすでに10年くらい前には「3人産む予定だからそろそろ1人産まなきゃ」とかも言っていました。もちろん本心から言っていたわけではないんですが、……ばっかやなぁ。いや、私も結婚は何とかできましたが、結婚以上に子どもはご縁のものだと思います。幼い頃は、結婚したら自動的に子どもができるんだと思っておりました。今はそうではないと知ってしまいましたが、……ま、自動ではないですね。
 で、自動ではないのに、結婚すると周りは「赤ちゃんはまだ?」と聞いてきますね。結婚前は「誰でもいいから早く結婚してくれ」で、結婚すると「赤ちゃんは…」で、1人産むと「弟か妹を…」と、いとも簡単にハードルが上がるものらしいですね。こないだ産んだばかりの友人も、産んですぐに義父母に「2人めを…」と言われてげんなりしたそうです。そりゃそうかも。

 ホント、赤ちゃんが生まれるってすごいことだと思います。
 大学の先生がおっしゃっていたことが印象に残っています。「子どもは“作る”もんやない。工作とかと違うんやから。こういう風に作ろう、と思ってそうできるもんやない。そうでっしゃろ?」といった感じでした。国語学の先生なので言葉には厳しかったのかもしれませんが(「作る」なんてそんな品のない言葉は使うなとおっしゃってました)、その言葉は10年以上経っても記憶に残っています。肝心の国語学の内容はほとんど残ってないのに。
 もうひとつ。ずっと昔に寺で聞いて、やけに記憶に残っている話があります。自分が生まれてくるのには、父と母の最低2人は必要ですね。その両親にはまたそれぞれ父と母がいて、さらにそのお父さんお母さん……と数えていくと、10代遡って1024人、20代前まで遡るとなんと100万人を超えてしまう(2の20乗)のです。100万人の父と母。途方もない話で、小さな私は打ちのめされてしまいました。
 もちろん、父と母がいればそれだけで済むわけではなく、父と母にそれぞれ人生があって、いろんな人と出会ってその中で父と母が出会って、命が生まれるんですね。それが綿々と連なり、はるか昔から自分まで繋がり、さらにはまだ見ぬ未来の子どもたちに繋がっていくのだと思うと、いやー、命ってすばらしいですね。自分ひとりの命は限りあるものですが、自分もどこかに繋がっていると思うと……いや、私のことばではこの気持ちはうまく表せません。

 大学時代からの友人が最初の赤ちゃんを産んだとき、それはもう10年近く前になりますが、なぜかやけに感動してしまいました。よかったなぁ、と涙ぐんだ記憶さえあります。
 それから何年も経って、周囲にもちらほらと赤ちゃんの声が増えてきました。そんな2年前、小学校時代からの友人が、母親になりました。私と彼女が出会ったのが小学校1年生の時。7年も経てば生まれたばかりの目の前の赤ちゃんが、私と彼女が出会った年齢になるのだと思って、やけに感慨深くなったものでした。

 「生んでくれ、なんて言ってない」「生まれてきたくなんてなかった」なんてことを言う人が時々おられますね。そりゃ、だれも「生んでくれ」とは言えませんけどね。私も言ってはなかったと思います。ただ、生まれてこなかったら「生まれてきたくなかった」と思う自分も存在しないわけですが。生まれてきたLuckyを素直に受け止める方が簡単でHappyだと思いますね。人は生まれながらにLuckyでHappyなんだと思います。

 ただどうしたって、時々会うだけの私は、ただの無責任な「おばちゃん」です。かわいい子のかわいい部分を見てれば済みます。だから、これまで述べてきたことも、今の私が考えていることも、単なるキレイゴトでしかないのかもしれません。お母さんやお父さんたちは他人に見せない部分で、ずいぶん大変だろうと思います。知ってはいますが、実のところはわかりません。私にも、それがわかる時が来るのでしょうか。その時が来たとき(来ないかも知れませんが)、今と同じことを考えていられるのかなぁ。

 何だか、何を言いたいのかよくわからなくなってきました。気が向いたらまた続きを書きたいと思います。
 とにかくみなさん、おめでとうございます。ご自身もお子さんも、みんなが幸せですこやかな人生を送られることを――。
 全ての人に、Happy Birthday!

(2009/6/21)