コイヘルペス、鳥インフルエンザ、牛はBSE、人にはSARS……。いろんな世界でいろんな病気が流行っておりますが、皆さん(？)ご存知のように(？)、当「きよこ館」はHTML Redlof.Aというコンピュータウィルスに感染いたしました。そのために、1/14から1/31まで一時休館という措置をとらせていただきました。
（HTML Redlof.Aとは？→こちら。）
ある時、自宅外で自分のサイトにアクセスしようとしましたら、「ここは汚染されている。危険だ、直ちに退避せよ！」(イメージ）のようなメッセージが出て、愕然としたわけです。まさに顔面蒼白、茫然自失、臥薪嘗胆（これは違う）。
それが水曜日（1/14）の話で、実はその前の土曜日（1/10）に更新作業をしようとしたら、もう起動の時点でおかしい、怪しい。デスクトップにアイコンがいない。デスクトップ左上に「デスクトップ」の文字があり、あとは一面真っ白。開いたウィンドウは完全に消せない（画面の右３分の２ほどが残る)。幸いにも（実は“不幸にも”か？）スタートメニューは生きていたので、そこからInternet Explorerを呼び出してネットにつなぎ、更新は諦めてネットのチェックだけしたのでした。その時は「あー、こいつもいよいよダメかなぁ」としか思っていませんでした。その次の月曜日（1/12）にパソコンに詳しい人に見てもらい、使える状態にはしてもらったものの、ウィルスだとは思わないまま1/14を迎えたのでした。え、鈍い？
一時期、Bad Transとかが流行ったときにはこまめにウィルスチェックをしていたものの、のど元過ぎれば熱さ忘れる、の言葉通り、最近ではおろそかにしまくりでした。Outlook Expressユーザーではないのでメールで来るウィルスには関係ないや、と思っていたふしもなきにしもあらずでした。メールをプレビューしただけで感染、とかが関係ない（はず）ですから。ウィルス被害に遭った方は皆さんそうなのかもしれませんが、「うちは大丈夫」という根拠のない自信があった気がします。どこで何が流行っていようと、まさに対岸の火事。
そんなわけで、ウィルスチェックしてみた1/14、何と1321のファイルからウィルスが検出されました。何という数でしょう。チェックが進むにつれ、ずんずんと雨後の筍のように現れる「検出されました」のメッセージ。涙が出そうでした。しかし、泣いても後の祭り、覆水盆に返らず。解説を読みながら泣く泣く駆除作業を進めました。
うちの子はいい子だから大丈夫、と思っていたらいつの間にかたちの悪い輩にひっかかっていて、ああ、何てこと……、うぅっ。HTMLファイルを開けてみたら</HTML>のあとにまた<HTML>が始まり、えんえんと汚らわしい文字化けコードが並んでいたのでした。それもこれも私の放任主義がいけなかったのです。
しかし、一体どこでもらってきたのでしょう。未だ原因はつかめておりません。感染サイト閲覧による感染なのか、少し前によく来ていた怪しいメールが原因か。怪しいメールはいかにも見るからに怪しく、それはそれはパンチパーマにサングラス、派手な裏地の黒スーツの博多弁のお兄さんが来た（これは実話）ようでした。そのメールは、件名が変、発信者が変（心当たりなし）、HTMLで書かれていた、添付ファイルあり…でした。しかし、HTMLで書かれたメールはうちでは読めないし、内容も怪しい（パチスロ必勝法とか、自宅で高収入、とか）ので、そんな怪しいヤツは家に入れてやるものか、と門前払いを続けていたら最近は来なくなりました（しかし、門前払いで来なくなったわけではないと思う）。となるとサイトが原因かとも思いますが、いつも見るサイトはどこも異常なしでした。真相は闇の中……。
えー、ふざけているように見えるかも知れませんが、めちゃめちゃ落ち込んで、めちゃめちゃ反省しています。何しろ、私の大事なお友達に限ってよくここに来てくださるわけですから、感染させてしまったとしたら、悔やんでも悔やみ切れません。せめてもの救いはここにしょっちゅう来る人はほとんどいない、ということでしょう（感染報告は受けておりませんが、皆さん無事なんですよね？)。そういうわけで、こんなことを書いているのはせめて、私の失敗を皆さんが繰り返さないように、という余計なお世話から書いているのです。では、Trend Micro社のウィルスチェックをどうぞ。Symantec社のサイトもご覧下さい。
今もまた、新たな恐ろしいウィルスが流行っているようです。皆さんが同じ轍を踏まないようにと願ってやまない今日この頃でございます。
